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行事予定の差分一覧 制作秘話
Copyright(C) 2021 by しげるがもげる
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◆はじめに
このドキュメントには、制作に関わっての作者の思いや苦労が書いてあります。
技術的な細かいことに興味のない方は、読み飛ばしてください。
エクセルでマクロを組んでみようかなと思われる方は、読むと参考になる部分があるかもしれません。
◆制作秘話
年度末になると，市から来年度の行事予定が送られてきます。
１次案，２次案と更新されるたびに送られてくるのですが，どこがどう変わったのか見つけるのがものすごく大変です。
そこで，削除された項目と追加された項目を，一覧で表示するものを作ろうと思ったのがきっかけです。
◆工夫や苦労など
＜差分の書き出し＞
まず，差分を見つける処理を，どうやったら実現できるのか，考えてみました。
項目は，全角のスペースで区切られているので，それを元に配列変数に格納することまでは，すぐに思いつきました。
問題は，削除された項目をどうやって見つけ，追加された項目をどうやって見つけるか，です。
難しい問題だと思っていましたが，方法は意外にあっさりと見つかりました。
旧データが「１・２・３」，新データが「２・３・４」となっていた場合，削除されたものは「１」，追加されたものは「４」になります。
それを実現するためには，旧データと新データを比較して，同じものが存在したら双方でその項目を消していきます。
そして残った項目は，
○旧データの残り・・・削除された項目
○新データの残り・・・追加された項目
になる，ということがわかりました。
＜データの整形＞
１次案，２次案の元データですが，よくよく調べてみると，区切り方がいろいろと混じっていました。
①全角のスペース１個 → これが本来の区切り方
②全角のスペースが２個以上
③改行がしてある。
④半角のスペースが混じっている。
そこで，全角のスペース１個になるよう，元データを整形することにしました。
②については，全角スペース２個を１個に置き換える処理を，何回も繰り返して１個だけにします。
③については，改行を全角スペース１個に置き換えます。
④半角のスペースは，全角スペース１個に置き換えます。
これで，ちゃんと項目として，比較できるようになりました。
◆最後に
ここまで、熱心に読んでくださってありがとうございました。
プログラムを組んだことのない方には、わかりにくい内容だと思いますが、これを機会にエクセルの
マクロに興味を持っていただければ、と思っています。
エクセルは、本当に楽しいツールです。自分の思いや考えが表現できます。
そんなエクセルに、日々、感謝です。